MOSS + SQL Server 2008 で環境を作ってみた

遅ればせながらSQL Server 2008 リリースされましたね。MOSS SP1でサポートされているみたいですね・・・ってことでMOSS開発環境を久々に最新環境へとアップグレードしてみました。ちなみに2008年9月17日時点でのMOSS最新の開発環境は下記になります。未だにWindows Server 2003/2008とサーバーOS上で開発しなきゃいけないようですね・・・(ちなみにVista上で動くSharePointというのは未だに試せてません)


Visual Studio 2008 のSharePointプラグインも先月公開されたばかりですね。下記から日本語版をダウンロードできます。


Windows SharePoint Services 3.0 ツール: Visual Studio 2008 Extensions Version 1.2
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=7BF65B28-06E2-4E87-9BAD-086E32185E68&displaylang=ja


インストールは下記の順番で行いました。基本原則であるリリースされた順番にインストールするに従って、MOSSだけはSQL Server無いとそもそもインストールできないので後でインストールしますが。細かな手順は省くとして、注意点は脚注を参考にしてください。

  1. Windows Server 2008 インストール
  2. Active Directory ドメインサービスの役割追加*1
  3. Web サーバーの役割追加
  4. アプリケーションサーバーの役割追加*2
  5. Visual Studio 2008 インストール*3
  6. SQL Server 2008 インストール*4
  7. MOSS 2007 with SP1 インストール*5
  8. Windows SharePoint Services 3.0 ツール: Visual Studio 2008 Extensions Version 1.2 インストール


以上でみなさんも最新のMOSS開発環境を構築することができます。SQL Server 2008上でMOSSが動いている証拠写真もどうぞ。SQL Server 2008 (バージョン10.0.1600)上にMOSSのDBが作成されていることがわかります。


参考情報として、環境構築の時間としてはOSインストールから1日で全部完了することができました。
また私のノートPCはThinkPad X31(CPU:Pentium M 1.4GHz, Memory:1GB)ですが正直開発するにはギリギリのスペックです。メモリは1.5GB〜2GBは欲しいとこですねー。
では、Enjoy MOSS Development!!

*1:AD立てると1台で閉じた開発環境を作れるので他のマシンの影響を最小限に抑えられます

*2:.NET Framework 3.0 のインストールを忘れずに!!

*3:今回はSQL Server 2008の使用が目的なので、詳細オプションで SQL Server Express Edition を外すのをお忘れなく・・・

*4:Windows Server 2008だとWindowsファイアウォールの設定でいくつかポートを開ける必要があります。手作業で面倒ですがお忘れなく次のURLが参考になります。http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc646023.aspx 他にはレポーティングサービスのオプションで「SharePoint統合モードの〜」を選択します。

*5:with SP1のインストーラじゃないとWindows Server 2008上で実行できませんよ!!それとインストールオプションで「基本」「スタンドアロン」は絶対に選択しないこと!!それを選んじゃうとSQL Server 2005 Express Edition上でMOSSが動いちゃうのでSQL Server 2008を入れる意味が無くなります。後はWindowsファイアウォールの設定で個人用サイトのWebアプリケーションが使用するポートを開けることもお忘れなく。