2007-08-16

アメリカの冷房にやられて風邪気味です。アメリカの冷房は温度の微調整ができないんでしょうか・・・？長袖にジャンバーを羽織ってる日本人の横にTシャツ、短パンのアメリカ人が平気な顔して座ってるのが信じられません。・・・それはさておき、セッションレポートです。

【Clean Code I:Clean up a Mess】
さて一日目ですっかりファンになってしまったボブおじさん(Robert C Martin)の綺麗なコードを書こうよセッションです。実際にRubyのコードでどのようにコードが汚くなっていくか、そのコードをどのように綺麗にするかを（PPTベースでしたが）説明していました。サンプルコードもコマンドライン引数のパーサーの話で非常に身近でわかりやすい内容で、Rubyの経験の無い私でもよくわかりました。しかし、ボブおじさんはとてもハイテンションで面白いですね。日本であのキャラはどんびきされそうだけど（笑）私は大好きです。

【Clean Code II:Craftmanship and Professionalism】
前のセッションに引き続いてボブおじさんのセッションです。今度は綺麗なコードを書くために必要なプロフェッショナルとしての心構えを説いたものです。ここは肝心なところなので変な翻訳にならないよう原文そのまま載せておきます。

discipline
short iterations
don't wait for definition
abstract away volatility
commission > omission
decouple from others
Avoid Turgid Viscous Atchitecture
incremental inprovement
No Grand Redesign
Progressive Widening
Progressive Deepening
Don't write Bad Code
Go Fast, Go Well
Clean Code
TDD
QA should find nothing
100% Code Coverage
Avoid Debugging
Manual Test Script are immoral
Definition of Done
Test Bus Imperative
Test through right interaface
Apprenticeship
Use Good Tools

セッションの中で挙手を求めたとこが何箇所かあって印象に残ったのが、イテレーションの期間は２週間が一番多かったのとバージョン管理にSubversionを使っている人が多かったことです。イテレーションを１週間にするとバタバタ間がでてしまうので、私も２週間はちょうど良い長さと思ってます。（期間は短い方が良いんですけどね。）
Subversionは世界的にみると使っている人が一番多いと聞いたことありましたが嘘ではなさそうです。

【Test Team Integration in Large-Scale Scrum Implementation】
QA部門を大規模のスクラムでどのように開発チームと融合していったかというお話です。
実際に全社的にスクラムを導入したユーザー企業の担当者がプレゼンするExperience Reportというセッションでした。このセッションで気づいたのですが、Agile Conferenceの参加者の比率が、ITマネージャやプロジェクト管理者 > 開発者みたいです。このセッション自体、満員となる人気セッションの中、デベロッパが３−４名しかいませんでした。（挙手で確認してた。）セッションの内容もそうですが、アメリカでのアジャイルは私の想像以上に社会に認知されていてかなり浸透しているのだなと思いました。プロジェクト管理系のセッションが多いのもその表れみたいです。

【Introduction to Continuous Integration】
で、本日の最後は常時結合のお話です。目新しいものは無かったですが、継続的インテグレーションの”イロハ”がキッチリまとめられていて非常に面白いセッションでした。
セッションPPTは下記URLにUPすると言っていたので興味のある方は是非ご一読ください。

http://www.mikebroberts.com

またセッションで常時結合の書籍を紹介してました。さっそく買って読んでみよう。