メッセージングとは？ - NAgiler航海日誌v2

今回からしばらくメッセージングに関するネタをやっていきます。 では、メッセージングとは何のことを言ってるのでしょうか？

BizTalkでのメッセージングは、メッセージ送受信のための基本機能、 つまりBizTalkが受け取ったメッセージを正しく相手先へ送信する機能のことを指します。

2000/2002のバージョンでは、チャネル／ポートがメッセージングにあたります。 2004では、送受信メッセージポート、受信場所、アダプタ、パイプラインがメッセージングにあたります。

これらの機能はBizTalkでの開発では必ず利用するので、 基本機能で何ができる／何ができないかを理解しておくことが非常に重要となってきます。

このメッセージングは、今後「Indigo（開発コード名）」に置き換わる予定です。 Indigoは次世代メッセージング基盤でWindowsでの標準となります。 ただし、IndigoはAPIベースなのでBizTalkエクスプローラ（2000/2002ではメッセージマネージャ）のような グラフィカルな設定画面が無い点と受信場所（2000/2002では受信機能）のような機能は無いと思われるので、アプリケーション間の簡単な連携はIndigoやSQL ServerのDTS、EAIのように複雑な要件はBizTalkというように用途がわかれていくと思います。

メッセージングに関連するもので、SQL Server 2005(開発コード名:Yukon)のメッセージブローカという機能も注目です。 これは、現在のデータベースを使って実現されるキューイングの仕組みで、現在のMSMQと同じような機能になります。

機会を見て、Indigoやメッセージブローカも今後のブログで触れていきたいと思います。