VS2005 TS テストメソッドのグルーピング

VS2005 TSでのテストメソッドのグルーピング方法は何種類も提供されているので
ここにまとめておきます。主にTestManagerのウィンドウでグループ化の種類を選択して、
そのグループのテストだけ実行するといった使い方になります。

・Description属性によるグループ化
NUnitでのCategory属性とイコールと考えると理解しやすいです。
同じDescription属性のテストメソッドをまとめて実行できます。

・Owner属性によるグループ化
テストメソッドの責任者(Owner)ごとにテストメソッドをまとめて実行できます。
人名をいれてたらメンテできなくなるんでロールをいれる感じでしょうね。

・Priority属性によるグループ化
優先度に応じて、テストメソッドをまとめて実行できます。
Priority属性は数値で指定し、自由に設定可能です。

・WorkItem属性によるグループ化
Team Systemでは作業の管理などもできるので、その作業(WorkItem)と
関連付けてテストメソッドをグループ化したい場合に利用します。

属性ベースでテストメソッドのグループ化定義ができるのは以上です。
他にはTestManagerのウィンドウ上で、テストリストや
クラス名、プロジェクト名、名前空間などでもグループ化可能です。
いろいろな属性を組み合わせてテストメソッドをグループ化できるのは、
TSのユニットテストの利点のひとつですね。

最後に、Build Serverを利用する方は、忘れずにテストリスト(Test List)を定義して
テストメソッドをグループ化してください。ビルド種類(Build Type)を定義する際に
どのテストリストを実行するか指定する必要があるためです。