こんなアーキテクトはいらない(1)

1. パワポしか使わないアーキテクト

[解説]
悲しいことに、このタイプは一番多く現場でみかけます。。。

パワポは、Power PointでMicrosoft Officeのプレゼンテーションツールです。
何が問題なのかというと、業務アプリケーションは
一枚の紙切れだけで表現できるものではありません。
アプリケーションは、機能要求、パフォーマンス、安全性、信頼性などの非機能要求、
外部アプリケーションとの接続要求、などで構成される多次元で複雑なものです。
それを、二次元の絵だけで表現しようとする点にそもそも無理があります。

特に顧客の状況をヒアリングする前から、
パワポの資料が完成しているアーキテクトには要注意です。
そのアーキテクトはどの顧客に対しても
同じアーキテクチャ図を押し付けようとしているにすぎません。
逆説的に言うと、どんな状況にも対応できるアーキテクチャは世の中に存在しません。
そんな素晴らしいアーキテクチャがあれば、
何も悩まずにそのアーキテクチャをとっくにみんな使っています。