失敗学のすすめ

失敗学のすすめ (講談社文庫)

失敗学のすすめ (講談社文庫)

最近、当たりの本が多くてちょっと嬉しい。先日紹介した「技術の伝え方」の同じ著者ということで買ってみました。


技術の伝え方
http://d.hatena.ne.jp/takakuro/20070125/1169688277


私が読んだのは写真とは違う表紙の文庫本でしたが、たぶん中身は同じでしょう。この本では、成功をつかむためにいかに失敗と正しく向き合っていくことが大切であるかを説いています。

単に失敗に学べというだけでなく、失敗を良い失敗と悪い失敗に分類している点や失敗をどのように活かし後輩に伝えていくか、大きな失敗を産み出さないために社会はどのようにあるべきかなど、小さな視点から大きな視点までくまなく説明されていて、まさに”失敗学”と呼ぶにふさわしい内容の1冊です。

「失敗を恥ととらえない」、こういう考え方が広がると最近の不二家あるある大辞典のような問題も無くなるんだろうなと思いながら読みました。
プロジェクトリーダーや管理者、経営者に読んで欲しい1冊です。もちろん部下なんていませんという人も読んで損は無いと思います。