SQL Server 2005 Integration Service(SSIS)

昨日は、日経コンピュータ社主催の「SQL Server 2005/Visual Studio 2005速習セミナー」に行ってきました。

http://ac.nikkeibp.co.jp/dri/vssql/

そこで、以前から興味があったSQL Server 2005 Integration Service(SSIS)について講演を聴いてきました。
SSISとは、2000でのデータ変換サービス(DTS)のことで、SQL Server 2005になって名前が変わったようです。
講演の中でも、統合のシナリオということでBizTalk Serverとの使い分けを説明されていました。
私なりに考えてみたので、下にまとめてみます。

SSISでの統合が向いているシナリオ
  ・決まった時間に実行されるバッチ処理で統合が充分な場合
  ・SQL Server Analysis Serviceとの統合が必要な場合

■ BizTalk Serverでの統合が向いているシナリオ
  ・バッチ処理ではなく、よりリアルタイムに近い連携を要求される場合
  ・XMLによるB2Bメッセージ交換

SSISの強みは、スケジューラの機能を標準で備えている点と、
データベースのメンテナンスタスクが標準で提供されている点、
Analysis Serviceとの連携機能にあるとみました。
ちなみに、BizTalk Serverは、標準ではスケジューラ機能を持っていないので、
SQL Server Agentと組み合わせてソリューションを構築する必要があります。

また、BizTalk ServerでのEAI構築は予算的に難しいな...という方は、
このSSISを使ったデータ統合を検討されてみてはいかがでしょうか?