小さく始めて徐々に大きく

BizTalk Serverは、EAIB2Bの基盤となるメッセージングフレームワークです。
よくわかりづらい製品、複雑な製品だというご指摘を聞きますが、
もともとEAI, B2Bという難しい領域を対象としている製品なだけに仕方の無い一面もあります。
(企業のシステム関連の投資で一番大きいものが、システム統合と言われていますし)

じゃあ、どうすれば良いか?ということで、大切になるのが
小さく始めて、徐々に大きく膨らませていくというやり方です。

BizTalk Serverで言うと下の2つの機能が必須になります。

  • メッセージング機能
    スキーママッピング、アダプタ、パイプライン、メッセージボックスなどの概要と
    それらがどのように結びついて動いているか理解する。
    特にアダプタやパイプラインはその概念とどこで動いているかを理解する。
    その作り方を学ぶのは後回しで構いません。
  • オーケストレーション
    オーケストレーションの概要とそれを使って何ができるか理解する

他にもBusiness Activity Monitoringだとか、Business Activity Service(BAS)だとか
色々な機能は持っていますが、それらは置いておいて上記2つの機能から
勉強してみてください。

それと、BizTalkの導入にあたっても小さく始めるというのは大切です。
一気に全てのアプリケーションを繋いで〜というのではなく、
可能なアプリケーションから徐々に繋いでいくというアプローチで取り組んでください。
リスクマネージメントの観点からも、小さく始めるというのは重要ですので。