VS2005 Team Foundation Server Beta3インストール

とある記事を書くために、VS2005 Team Foundation Server Beta 3なるものをインストールしました。その手順を簡単にまとめておきます。
当初は、Beta2ベースで記事を書こうかと思ったんですが、
ちょうど先週Beta3が公開されたのでそっちに切り替えました。
Beta 3からSingle-Serverインストレーションが公式に可能になったので、
まぁインストール楽チンかなという思いもあったわけで。

【関連ダウンロード】
ダウンロードはMSDN Subscriptionから行っています。
いまのところ英語版しか提供されていないですね。

MSDN Subscription
http://msdn.microsoft.com/subscriptions/

TFS Beta3インストールガイド
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=40042&clcid=0x409

Windows SharePoint Service with Service Pack1(英語版)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=efdc7227-549c-4de1-a063-783f71a8bb2b&DisplayLang=en

【インストール手順】
私がインストールした環境は、Windows Server 2003 SP1日本語版になります。
公式なインストール手順は、上記URLからダウンロードできます。
ただし、今のところBeta3は英語のインストール手順しかないですね。
ダウンロードページ内で日本語も選択できますが、そちらはBeta2のインストール手順になるのでご注意を。

1. Team Foundation Serverをインストールするマシンをドメインに参加
  ADは別マシンで構わないですが、ドメインには参加する必要がある...そうです

2. ドメインに以下のユーザを作成
  TFSSETUP, TFSSERVICE, TFSREPORTSの3つのユーザを作成します。
  TFSSETUPはインストールマシンのlocal administratorsグループに
  追加する必要があります。
  私は、インストール手順どおりにやったのですが、
  TFSSETUPというユーザを作成せずに
  domain administratorでインストールを実行してもうまくいきそうですね。
  単にインストールを実行するときだけのユーザみたいですので。

3. WindwosコンポーネントIISSMTPを追加
  TFSはIISが必須です。ASP.NETも必要ですのでお忘れなく。
  SMTPは別マシンでも大丈夫です。
  私は同一マシンに全てインストールしました。

4. SQL Server 2005 September CTPをインストール
  Beta3にはSQLServer 2005も必要で、そのバージョンが
  September CTPと呼ばれるものになります。
  これもMSDN Subscriptionからダウンロードしました。
  SQL Serverだけでなく、Analysis Service,
  Reporting Serviceも忘れずにインストールします。

5. Windows SharePoint Service with SP1をインストール
  インストールで一番のネックになったのがこのWSSのインストールです。
  最初、WSS日本語版でインストールをこころみたのですが、
  6.のTFSインストール中に以下のようなエラーが発生しました。

  「Error 28905:WiDbLoc: Could not list of fields to localize from the database」

  インストールガイドには、ローカライズされたWSSを使う場合は、
  英語のLanguage Packをインストールすれば大丈夫とか書いてあるんですけどね。
  まぁ、しょうがないのでWSS SP1英語版をインストールしたところ
  先ほどの問題は解決されました。
  WSSインストール時に「Farm Type」でインストールすることもお忘れなく

6. VS2005 Team Foundation Serverをインストール
  WSSのインストールさえうまくいけば、ここは特に問題ありませんでした。

7. VS2005 Team Foundation Server Clientをインストール(Option)
  TFSをインストールしただけでは、メニューも何も表示されずに
  動作確認ができないのでインストールします。
  開発クライアント側でVS2005環境があれば別に必要はないですけど。
  サーバ側にも確認できるツールあったほうが問題解決はしやすいでしょうね。
  インストールは特に問題なく終わりました。インストール完了すると
  VS上で動くTeam Explorerというツールを使えるようになります。

それとまだ確認中ですが、TFS Beta3のサーバに
以前のバージョンのVS(VS2005 Beta2)から接続はできないようです。
それは確認が取れ次第、また報告したいと思います。

また、TFSとCCNETの比較なども今後このブログに書いていきたいと思います。