WSS/MOSSを使う際に必要となる基礎技術
さて、しばらくはSharePointネタを書きとめていこうと考えてます。アジャイルネタも出来る限り絡めようと思ってますが、SharePointの開発はテスト駆動もやりづらくて・・・(−_−
今回はWSSとMOSSをこれから始める人のために必要となる基礎技術をまとめておきます。
【必須】
インフラ系/開発者の方いづれにも必要な基盤技術です。
- Interner Information Service 6.0
WSS/MOSSを使ってれば直接IISを触ることはあまりありませんが、障害対応などする場合はIISを知っておくことで原因究明しやすくなります。認証方式、特にWindows認証はかならず理解しておく必要があるでしょう。
- SQL Server 2005
WSS/MOSSのデータのほとんどはSQL Serverに格納されます。クラスタ構成やバックアップ/リストアなどでも知っておく必要があります。
そんなに深く知らなくても良いですが、MOSSのプロファイル機能と認証系で絡んでくるので、基本的なことは知らないとあかんですね。
【オプション】
下記は使う機能によって必要/不要がわかれてきます。
- Simple Mail Transfer Protocol(SMTP)
MOSSのポータルサイトで受信したメールをアーカイブしたりする場合に必要です。MOSSを使ってるとSMTPサービスを直接触ることはないと思います。
- Information Rights Management(IRM)
ポータルサイトに格納された文書の機密性が求められる場合に必要となってきます。
【開発者向け】
MOSSのカスタマイズを行う人向けです。
- .NET基礎技術
.NETの基本ができてないと↓のこともわからんだろうということで。
- ASP.NET 2.0
マスターページやテーマなど基盤となっている重要な技術です。WSS/MOSSの実体は、HTTPハンドラやHTTPモジュールですし。
WSS/MOSSのAPIのいくつかは.NETのライブラリとしてだけでなく、Webサービス経由でアクセスできます。Webサービスって何?ってのを知らないと開発できない・・・のは当たり前ですね。
- Windows Workflow Foundation(.NET 3.0)
ワークフロー機能のカスタマイズを行う場合は必須です。
WSS/MOSSに限らずMicrosoftのサーバ製品を使う上では必要となる技術ばかりです。
TechNetのインストールガイドを読むと基盤にどういう技術が使われているかヒントがあるので、そちらも参考にしてみてください。
TechNet2 : Install Office SharePoint Server 2007 on a stand-alone computer
http://technet2.microsoft.com/Office/en-us/library/396c85d9-4b86-484e-9cc5-f6c4d725c5781033.mspx?mfr=true