IE7 の保護モードの問題

Windows Vista & IE7 で MOSSを使っているあなた。MOSSのドキュメントライブラリのファイルを開いたら認証ダイアログが開くことがあるという現象を目にしたことはありませんか?統合Windows認証にしている場合、自動的にWindowsにログインしているアカウント情報で認証されるので不思議ですよね。


その謎がやっとわかりました。


IE7 では保護モードという機能がデフォルトで有効になっていて、IE7 から別のプロセスが起動する(たとえば Word やら Excel やら)のを制限する機能を備えています。その保護モードの関係して前述の認証ダイアログが表示される現象が起きていました。
つまり、認証ダイアログを表示するのをやめたい場合はIE7の設定画面で保護モードのチェックを外す必要があります。(デフォルトでインターネットゾーンとイントラネットゾーンに保護モードが設定されています。)


そこで、また別な問題が。


IE7では保護モードが有効になったページと無効なページを同じウィンドウに表示させることができないんです。つまりイントラネットゾーンの保護モードを無効にしたとたん、インターネットゾーンのページを表示するIE7ウィンドウとイントラネットゾーンのページを表示するウィンドウと別々のウィンドウが開いてしまいます。。。

なんだかなぁ、な結末ですね。


【結論】
ベストなソリューションはありません。以下の3つからお選びください。
1.セキュリティを重視して保護モードを有効にしたまま、ドキュメントライブラリからファイルを最初に開く場合は認証ダイアログが表示されてしまうのを我慢して使う。セキュリティのためですから仕方ありません。
2.使い勝手を重視して保護モードを無効にし、IE7を起動するとインターネットゾーンのウィンドウとイントラネットゾーンのウィンドウと別々に開くのを我慢して使う。使い勝手がよくなるかは微妙ですが。
3.セキュリティには目をつぶって、全てのゾーンで保護モードを無効にする。目をつぶるわけにもいかんでしょうが。


うーん。微妙。