Best Software Writing
Joel on Software で有名な Joel Spolsky の本・・・と思いきや、Joel が選んだソフトウェア開発のエッセイ集で各エッセイの頭に Joel からの紹介文が添えられている本でした。
- 作者: Joel Spolsky,青木靖
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2008/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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エッセイ自体は知らない著者が多かったのですが(有名人もちらほら含まれています)さすがに Joel お気に入りのエッセイということで、どれも読み物として非常に面白くアメリカの技術者層の広さを感じさせてくれます。優秀な技術者は優れたドキュメントも書ける(ことが多い)もんですよね。
エッセイなので非常に難しいテーマについて書かれているものも含まれていますが、ソフトウェア開発者としての教養を高めたい方にお勧めの一冊ですし、特にブログを書かれている方は、どのようなことを書けば読み物として面白くなるか勉強になると思いました。電車の中で読むにも向いている本でしょう。
最後に本の中で一番気に入った Joel の言葉を紹介します。
・・・今日では、エクストリームプログラミングを実践していると主張しているプログラマたちの多くは、それをお気に入りのものを提供してくれるメニューみたいに扱っていて、彼らはその中から好きなものを選び(ドキュメントなし!イェイ!)、嫌いなものは無視し(テスト駆動開発、ペアプログラミング)、結果として、私たちが伝統的に「早撃ちプログラミング」と呼んでいるものに落ち着いている。それが機能しないんだってことは、みんな認めているのだ。・・・
流行に流されずに、より良いソフトウェアを作るには何が必要か?を常に考えていないといけないですね。みなさんは早打ちプログラミングになっていませんか?