NUnitのテストコード自動生成ツール

興味深いツールをみつけました。NUnitのテストコードを自動生成してくれるツール、その名も「NUnitGenAddIn」です。テストコードが無い既存のコードに対してテストを追加する場合に利用するものだそうです。


NUnitGenAddIn
http://developer.novell.com/wiki/index.php/NUnitGenAddIn


で、さっそく試してみました。

【利用手順】
1.まずは上記サイトにある「NUnitGenAddIn4VS2005-bin-v0.1.1.zip」をダウンロードします。
2.次にダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、VS2005アドインフォルダへコピーします。

VS2005アドインフォルダ
\My Documents\Visual Studio 2005\Addins

3.NUnitGenAddIn.AddInファイル内の/Extensiblility/Addin/Assemblyのパスをローカルの環境に合わせて編集します。AddInファイルは下記のようなXML形式になっています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-16" standalone="no"?>
<Extensibility xmlns="http://schemas.microsoft.com/AutomationExtensibility">
	<HostApplication>
		<Name>Microsoft Visual Studio</Name>
		<Version>8.0</Version>
	</HostApplication>
	<Addin>
		<FriendlyName>NUnitGenAddIn</FriendlyName>
		<Description>NUnitGenAddIn - Generate NUnit test(s).</Description>
		<Assembly>E:\Projects\NUnitGenAddIn\NUnitGenAddIn\bin\NUnitGenAddIn.VS2005.dll</Assembly>
		<FullClassName>NUnitGenAddIn.VS2005.Connect</FullClassName>
		<LoadBehavior>1</LoadBehavior>
		<CommandPreload>1</CommandPreload>
		<CommandLineSafe>0</CommandLineSafe>
	</Addin>
</Extensibility>

4.設定は以上で終了。VS2005を開いてアドインを試してみます。右クリックで「Generate NUnit test(s)」が表示されるようになります。(アドインマネージャにも表示されます)

5.テストコードを作成したいクラスを右クリックし、テストコードを作成します。同じプロジェクト内にTestというフォルダが作成され、その中に作成されたテストコード(Test〜クラス名〜.cs)が追加されます。nunit.framework.dllへの参照も自動的に追加されるみたいですね。

生成されるテストコードは、パブリックコンストラクタとパブリックメソッドに対するテストです。今のところnullを渡すテストしか生成されない模様・・・。引数の型と内部ロジックをみていくつかのテスト項目を自動生成してくれるといいんですけど。

まぁまだバージョンが0.11と非常に若いのでまだまだこれからなんでしょうね。
今後の発展を期待しております。